2019年 医局の行事紹介

第33回日本腹部放射線学会

2019年6月28日〜29日

6月28日〜29日に下関で第33回日本腹部放射線学会が開催されました(2013年には宇都宮で当科主催で開催しています)。
この学会の特徴として、症例報告が主であること、画像と病理所見との対比を重視することがあげられ、セッション毎に専門の病理の先生が一例一例の発表に対して丁寧なコメントをしていただけます。今回も、肝胆膵脾、消化器、後腹膜、泌尿器、産婦人科などの領域で興味深い症例が多く発表されていました。病理の先生の考え方を知り、類似領域の発表をした人たちと意見を交換でき、視野を広げることができます。
学会員になっておけば、発表された演題のうち論文化予定のものを除いて学会HPにデジタルアトラスとして登録されるため、いつでも閲覧可能で復習に役立ちます。
来年は2020年6月19日〜20日に博多で開催されます。演題募集締め切りは例年2月半ばごろです。是非、一緒に行きましょう。

第393回 東京レントゲンカンファレンス

2019年6月27日

熊澤

今回は一番記憶に残ったのは頸部郭清術後の鎖骨骨折でした。膿瘍みたいにも見えるし、だんだん大きくなる腫瘤だし、なんだろうと思っていたら骨折でこんなことになるとは…意外といるらしいのですがなかなか思い浮かばないなあと思いました。
一酸化炭素中毒には遅発型があるようで、その時には血液検査で証拠が見つけられないので画像で指摘してあげるとかっこいいそうです。
側頭葉白質の高信号シリーズはよく見かけますがなかなか覚えられません。神経梅毒でみられるSWIの皮質の低信号が治療でよくなるとか、ならないとか…
勉強になりました。忘れないうちに出会いたいです。

第48回頭頸部・胸部画像研究会

2019年6月22日

柳田

初めて参加させていただきました。場所は、今年2月に行われた関東地方会セミナーと同じ、日比谷三井カンファレンスにて行われました。エントランスの写真を撮らせていただきました。地方会のときのものと並べると、季節を感じます。
記憶に残った発表は、AWARDにも選ばれた、「気胸を背景として先天性横隔膜ヘルニアに起因する肺形成異常が疑われた症例」、「IgG4関連疾患口蓋病変に関する検討」です。特に後者は、類似症例を経験したこともあり、興味深かったです。
頭頸部・胸部画像研究会のホームページには、配布された資料なども掲載されていますので、ぜひご覧ください。次回は来年2020年6月22日(会場同じ)の予定だそうで、今から楽しみです。

第48回頭頸部・胸部画像研究会

第55回日本小児放射線学会学術集会

2019年6月21日〜22日

鈴木/熊澤

6月に神戸国際会議場で行われた小児放射線学会学術集会へ参加してきました。
今回は「ハンドスピナー誤飲の2例」という演題で発表させて頂き、緊張しましたが無事終えることができました。
小児放射線学会は医療被曝の低減の啓蒙にも努めており、放射線科のみならず臨床科の先生方による被曝低減のための取り組みに関する演題も多数見受けられたのが印象的でした。
無事学会を終えた後には神戸へ来たら絶対に食べたいと思っていた神戸牛を食べに行きました。写真はロースらしいのですが、自分の知っているロースとは別次元の食べ物を頂いたような気がしました。値段も凄かったです。

小児放初参加です。症例がたくさん次から次へと出てきました。難しい疾患もたくさんあったのですが、やっぱり魚の骨や髪の毛だったり異物シリーズは面白かったです。
鈴木先生のハンドスピナーも面白かったです!お疲れ様でした。

第55回日本小児放射線学会学術集会

第455回日本医学放射線学会関東地方会定期大会

2019年6月15日

稲村/三須

関東地方会に参加してきました。
ショートレクチャーの VIABAHNの話が実践的で勉強になりました。術後の仮性動脈瘤に対して左右二本刺しでアプローチ。エンドリークに備えてステントの外にマイクロを置いてから、ステントを展開していました。さらにエンドリークがあった例では50%NBCAで塞栓をしていました。この時マイクロカテは仮性動脈瘤のneckに進めた状態でした。
私が1例経験した時は、同じような手法でマイクロカテーテルを置いて行ったことがありましたが、末梢まで進めていました。確かにneckあたりにマイクロカテが置ければエンドリーク後の対応が楽な気もしました。経験豊富な先生の話を聞けて良かったです。

関東地方会で、「診断に苦慮した多発性骨髄腫の肝浸潤の1例」について発表させていただきました。
当日は生憎の雨で足元の悪い中でしたが、多くの先生が集まっておられました。
定例講座では、筑波大学 南 学先生の「腹部画像診断で迷子にならないために:where is your mother?」で原発巣がわかりにくく転移巣で発見された症例についてポイントを教えていただき、大変勉強になりました。

第551回NR懇話会

2019年6月8日

柳田

北は北海道から南は九州までの19施設から症例提示がありました。
教育講演は、肥厚性硬膜炎について。多発性血管炎性肉芽腫症(granulomatosis with polyangilitis; GPA)とIgG4関連疾患が重要とのことでした。
症例提示の中では、autoimmune glial fibrillary acidic protein astrocytopathy(GFAP astrocytopathy)が印象的でした。先日ボストンで行われた57回American Society of Neuroradiology(ASNR)2019で取り上げられたそうです。
次回第552回から写真撮影を禁止にします、とアナウンスがありました。ご注意ください。今のところ椅子のみで、机はありませんが、ノートや手帳にメモをとる方、膝にノートパソコンをのせて入力される方など、様々です。
今回は往復、新幹線を利用しました。さすがに早い!と実感しました。帰り道は、お腹がすいてしまい、東京駅のホームで駅弁を買って、上野につく頃には半分以上食べていました。

第551回NR懇話会

2019年度放射線科医局説明会

2019年6月8日

稲村

医局説明会の当番世話人を務めさせて頂きました。
参加者はプレゼンターの先生も含めると18名となり熱気のある会になりました。
座長の三須先生を始め、この日のために準備をしてくださった楫先生、久保田先生、塩山先生、中神先生、江島先生、鈴木先生ありがとうございました!

第48回日本IVR学会総会

2019年5月30日〜6月1日

稲村

IVR学会に参加してきました。個人的には特に教育企画の『リンパ管のIVR』が勉強になりました。
リンパ管の解剖から実際の塞栓のテクニックやその難しさなど、今後役に立ちそうな話が聴けて良かったです。

がん診療 Up To Date

2019年5月28日

稲村

がん診療 Up To Dateで発表させて頂きました。
内容は以前院内の勉強会で行った肺動脈血栓と深部静脈血栓についてのCT画像診断です。
発表するにあたって自分自身で復習できて良かったです。

第550回NR懇話会

2019年5月25日

柳田

電車に乗り遅れてしまい、教育講演が少し始まっていました。
症例提示は15施設からありました。成人発症のⅡ型シトルリン血症は、2施設から提示があり、記憶に残りました。
難しい症例が多いですが、わかりやすくまとめて発表してくださる先生方ばかりです。見て、聞いて、ノートをとるのがやっとなのですが、NR懇話会で聞いた症例を実際に経験することもあって、ノートを見返すことがよくあります。また、会が終わって比較的すぐに、提示された症例や次回の開催についてお知らせメールが届いたり、このような文章を書かせていただいたりすることも、復習の機会になっていると感じます。
写真は、熊澤先生も参加いただいた、前回第549回の時のもので、前々回第548回の写真と同じ桜です。

第550回NR懇話会

第392回 東京レントゲンカンファレンス

2019年5月23日

熊澤

TRCに行ってきました。久しぶりに寄生虫の症例をみました。ウエステルマン肺吸虫と肝吸虫の混合だそうです。見る人が見ると一発でわかるそうです。地域によって症例も様々なのだなあと改めて思いました。
なんだか個人的にはご縁を感じる異所性膵ですが、今回の症例ではIPMCが発生したそうです。
最後の症例は内膜症に明細胞腺癌ができた馴染みのある症例ですが、肝臓由来と考えられて生検で肝細胞癌と最初診断されたそうです。組織が似ているそうなのですが…機会があれば病理も勉強しなきゃです。

The 7th Asian Congress of Abdominal Radiology(ACAR2019)

2019年5月23〜26日

稲村

四川省成都市で開催されたACAR2019に参加してきました。
Multiparametric MRI detectable prostate cancer: What is the additional value of T2-mapping.
という発表をしてきました。
ありがたいことにTop 10 Scientific paperに選んで頂き、金一封(人民元で)いただきました。
ただし、前回のACAR2017 young investigator awardの時より金額が少なく、米ドルは選べませんでした。

高速道路の料金所で最美中国路姐(中国で最も美しい料金所のお姉さん)という方がいるレーンに並べました。 なかなかユニークな国だなと思いました。

The 7th Asian Congress of Abdominal Radiology(ACAR2019)

第47回那須IVR研究会

2019年5月19日

比氣

2019年春の研究会に参加してきました。会場は那須の乃木温泉ホテルです。
今回も自分が救急で担当した症例を提示し、県内の経験豊富な先生方にご意見・ご指導をいただきました。
やはり18時以降はアルコールが入り、ご機嫌な状態でさらに議論。
終了後はまた温泉でゆっくり。

翌日、近くの乃木神社を参詣してきました。
祀られているのは日露戦争で戦った乃木大将ご夫妻です。
周りの皆が健康で楽しく過ごせますように、仕事でヘマしませんように、さらに経験が積めますように・・などと祈願。
帰りにお神籤を引いたら吉。さらに読み進めると、

「あれもこれもと願ってはいけません。願い事は一つに絞ると吉。」

第47回那須IVR研究会

令和元年度 放射線部新人歓迎会

2019年5月17日

鈴木

令和元年度となる放射線部新人歓迎会が開催されました。
今回の会場はホテルマイステイズ宇都宮という宇都宮駅東口のホテルを借りる初の試みでしたが、中華料理がメインの料理が並びどれも非常に美味しかったです。
医師としては今年度新たに3名の入局者を迎えることができ、時には読影端末が足りなくなるという嬉しい悲鳴が聞こえてきております。昨年度は曜日によっては人が少なく大変...という日がありましたが、今年度は読影室に人が満杯なときが多く、非常に心強いです。
新入局の先生方、今後とも宜しくお願い致します。

令和元年度 放射線部新人歓迎会

55th Annual Meeting & 41st Post Graduate Course of The European Society of Pediatric Radiology(ESPR2019)

2019年5月14〜18日

桑島

今年のヨーロッパ小児放射線学会は5/14-5/18の5日間、フィンランドのヘルシンキで開催されました。オープニングセッションは小児外傷に対するCTの適応と最適化を中心に部位別に優先すべき画像検査でした。被ばくに厳しいヨーロッパらしいプログラムでした。今回の学会では腹部、泌尿器疾患の造影超音波検査の有用性に関する内容が目立ちました。胸部ではびまん性肺疾患の最近の傾向とBPDの位置付けが特に印象に残りました。早期診断が必須のCBAの診断の難しさと新たな画像診断法の挑戦を知ることができました。ヨーロッパにおける胎児MRIの適応や撮影法は本邦と同様でした。当科からはcongenital insensitivity to pain and anhidrosisの頭部MRI所見を報告しました。

ヘルシンキは春が訪れスイセンやチューリップが咲き始めた頃で、夜は11時頃まで明るかったです。アスパラやベリー類の他、トナカイやアンコウも美味でした。

55th Annual Meeting & 41st Post Graduate Course of The European Society of Pediatric Radiology(ESPR2019) - 01

55th Annual Meeting & 41st Post Graduate Course of The European Society of Pediatric Radiology(ESPR2019) - 02

第9回救急放射線セミナープレミアム

2019年5月11日

稲村

救急放射線セミナープレミアムに参加してきました。久しぶりの参加です。
今回は死後画像診断の講演もありました。読影する機会も多い死後画像ですが、なかなか系統だって勉強する機会がなく、一度ちゃんと勉強したいと思っていました。今回は初学者向けにお話をして頂き、もっと話を聞きたい、症例を見たいと思いました。

第19回日本核医学会春季大会

2019年4月27〜28日

三須

第19回日本核医学会春季大会のPET研修セミナーに参加してきました。
虎ノ門ヒルズフォーラムのきれいな会場で、2日間に渡る講義を受講しました。
PET核医学認定医の条件にもなっているセミナーです。
PET検査に関わる法規や運用、臨床など幅広い知識を得ることができました。

第39回神経放射線ワークショップ

2019年4月25〜27日

桑島

平成最後の本会が念願の沖縄で開催されました。会場は九州・沖縄サミットが開催された万国津梁館でした。沖縄の最も爽やかな季節にリゾートホテルでの宿泊でした。会場からのサンセットやホテルからの海の眺めは素敵でした。木曜夕方の復習セミナーから始まり全国49症例の検討、モーニングセミナー、イブニングセミナーと早朝から夜まで2箔3日の充実した内容でした。当科の症例がトップバッターでした。3日で神経疾患のトピックス、最新の知識が習得できた最高の勉強会でした。

第39回神経放射線ワークショップ

第391回東京レントゲンカンファレンス

2019年4月25日

今回は4月25日木曜の夜に新宿で開かれた第391回東京レントゲンカンファレンスを紹介します(年に8回開催)。
クイズ形式で、前もって当てられていた人が5分程度で画像読影の様子と診断名を発表、それを受けて5分程度で出題者が解説、残り5分で討論、これを8症例分行います。遠くから参加している人もいるので、18時半に始まり、遅くとも20時40分には終了します。毎回、さまざまな領域の質の高い発表を聞くことができ、とても勉強になります。自分の鑑別診断を増やすことができます。現在の代表世話人を楫がやっていることからもわかるように、東京以外の先生の参加も大歓迎です。4月の会では、富山や金沢から新幹線で来てくださった先生もいらっしゃいました。木曜の夜、発表が当たっていなくても、勉強したい人は医局長に相談し、積極的に勉強しましょう。
同い年ぐらいの先生が、真剣に議論している様子は、とても刺激になりますよ。一部の症例はWebでも閲覧可能です(https://trc-rad.jp/)。

東海びまん性肺疾患カンファランス

2019年4月20日

荒川

いつもの、名古屋ダイヤビルジングで行われました。
症例は4例用意されていましたが、3例やったところで時間がなくなりました。
1例目は、IPFだったのですが、皆さん過敏性肺炎と誤診していました。病変分布が上葉にも多かったのですね。こういうIPFあります。
2例目は、逆にIPFと思ったら、過敏性肺炎でした。蜂巣肺がなく、よもやのCHPでした。
3例目は、多発性のconsolidationが肺底部に見られるもので、reversed haloがあり、器質化肺炎のように思われましたが、そんな簡単な症例が出るとは思われず、あたふたしていて誤診してしまいました。なんと、acute lung injury (ALI)でした。 ALIは器質化肺炎と似ている症例があるので、いつも注意しているのですが、またやらかしました。
3時に始まり、すでに6時になっていて、その後病理の先生の講演を聴いて帰ってきました。

第78回日本医学放射線学会総会

2019年4月11〜14日

谷口

初めての学会参加です。

人数が多いとは伺っていましたが、ここまで多いとは想像していませんでした。

ただ色々勉強になりましたし、大学の同期とも偶然会ったりして、行ってみて良かったと思います。

いい経験ができました。

第549回NR懇話会

2019年4月6日

熊澤

柳田先生からおすすめ頂いたNR懇話会に参加してきました。
眼窩救急のセミナーから始まり多数の施設からいろいろな症例提示がありました。
セミナーは、眼窩をちゃんと勉強したことがなかったのでありがたかったです。衝撃的な画像とともに異物の吸収値のあれこれも聞けました。プラスチックは(ものによるみたいですが)低吸収で硝子は高吸収だそうです。木片も10日以上たつと血液を含んで高吸収になるのですね。蜂窩織炎は眼窩角膜を意識しよう、とのことです。さっそく解剖忘れていますが…
症例は腫瘍が多かったようです。ちょっと初心者にはついていけないような、難しい用語が並んでいました。画像から遺伝子まで推測するなんて脳神経はほんとに深いです。common deseaseからすこしずつ慣れていきたいです。

脊椎脊髄画像クラブ

2019年3月30日

桑島

 3月30日品川で行われた脊椎・脊髄画像クラブに参加しました。はじめにLCHの画像所見を参加者全員で取得しました。その後、画像が診断に役立つ各施設からの難題12例について全員で挑戦をしました。いずれも誰もが知っている疾患ですが、ひねりをきかせない診断にたどりつけません。正解が呈示されると、会場からはため息やどよめきが沸きました。半日ですが、充実した時間が過ごせました。明日からの診断に役立つこと間違いなしです。東京の桜は満期と聞きましたが新幹線の窓からの1人お花見でした。

第59回Radiology Update 学術講演会

2019年3月30日

鈴木

今回のRadiology Updateは大脳白質の解剖、および関節疾患に焦点を当てた内容で、中にはかなり専門性が高く理解が追い付かないようなところもあり、力不足を痛感しました。
前半は白質の解剖に関し画像的・外科的なアプローチから知見を深めることができました。
後半はトモシンセシスの話やTFCCの解剖・画像診断における注意点を詳しく教えていただきました。
中でもTFCCの講義は今まで見えていなかった、あるいは見るべきところを見ていなかったということが浮き彫りになり、とても勉強になりました。

第548回NR懇話会

2019年3月16日

柳田

今回は、14施設から症例提示がありました。
内容は、頭頸部領域、外傷や異物、医原性、感染、腫瘍、血管破格などにわたり、幅広く学べました。
個人的には今回から、タブレット端末にタッチペンで手書きノートをとるようにしました。なかなかいいようです。
会場近くの桜を見ると、つぼみが大きくなっていました。次回来る時には咲いていそうです。

第548回NR懇話会

第67回臨床呼吸器カンファレンス

2019年3月14日

荒川

「小細胞癌転化によるEGFR-TKI耐性化肺腺癌」というテーマで3症例検討されました。
肺腺癌の治療中に、抗ガン剤が効かなくなってくることは知られていますが、小細胞癌になっていることが分かってきているというものです。
症例検討会のあとに、がん研究会の片山量平先生による講演がありました。基礎のお話だったので学生時代の免疫学の講義を聴いているような感じで、十分について行けませんでしたが、始めから小細胞癌が混じっている、腺癌細胞が小細胞癌に転化する、の2系統あるらしいというお話だったように思われます。最近、がんといってもいろんな組織型が混じっているというのが知られるようになっています。そういえば、間質性肺炎もいろんな組織型が混じっているのが知られています。できものは、皆同じ顔をしている訳ではないというのが、常識になってきたという事ですかね。ここ数年の医学の進歩、我々の疾患の理解の変化に驚きました。

国立病院機構宇都宮病院 2019 臨床病理検討会(CPC)

2019年3月11日

荒川

症例は2例。
88歳男性、潰瘍性大腸炎治療中に発症した肺結核の症例でした。突然、亡くなられたので剖検となっています。死因はAMIでした。無症候性のMIと言うのがあるそうです。
もう一例は76歳男性、肺癌をErlotinibというEGFR阻害剤で治療中、薬剤性肺障害で死亡したと考えられたのですが、病理はびまん性肺胞障害に加えて肺炎という診断でした。おそらく、びまん性肺胞障害の治療中に肺炎を合併したと考えられましたが、やや議論不足のような感じで終わってしまいました。

第38回日本画像医学会学術集会

2019年3月8〜9日

三須

3月8日、9日にステーションコンファレンス東京で行われました。
放射線診断科・臨床各科・病理診断科の先生方が集まり、非常に参加者も多くいらっしゃいました。
「脳動脈瘤による動眼神経圧迫:MRA元画像とT2W-SPACEのfusion画像が有用であった6例」の演題でe-posterの展示と口演をさせていただきました。
残念ながら会長賞は逃してしまいました。
各シンポジウムでは放射線診断科・臨床各科・病理診断科それぞれによる講演があり、臨床や病理の先生が注目しているポイントについて聞くことができました。

第5回胎児MRI研究会学術集会

2019年2月24日

桑島

2月24日に東京慈恵会医科大学と全国遠隔会場さらに米国遠隔会場で第5回胎児MRI研究会が開催されました。今回は当院放射線部が遠隔会場として参加しました。シンポジウム1では胎児から新生児、小児の脳について正常所見と異常所見を理解することができました。シンポジウム2では胎児MRIの撮影技術について活発な討論が行われました。胎児MRI診断に関わる多種職、多科が垣根を越えて1つのテーマに対して知識の共有、ステップアップすることができました。2020年は当科開催となります。2月29日に東京慈恵会医科大学本会場と全国遠隔会場での参加が可能です。外科疾患を中心にエキスパートによる講演、シンポジウムを予定しています。胎児MRI診断に興味のある医師、技師、学生の参加をお待ちしています。

第5回胎児MRI研究会学術集会 ポスター

平成30年度第2回第2地区卒後教育講座

2019年2月23日

稲村

放射線診療技師向けの講演を行いました。
当院でのCTやMRIのプロトコールについて、実際の症例を呈示しながら、どういうところを気をつけて読影しているか、どのような点を気をつけながら撮像してもらっているか、などの講演をさせて頂きました。
具体的にはCTでは緊急IVRを想定した喀血や出血用のプロトコール、MRIでは膀胱癌、感染性脳動脈瘤などの撮像の注意点などです。
自分自身も復習ができて良い機会になりました。

平成30年度乳がん検診従事者研修会

2019年2月19日

柳田

初めて参加させていただきました。とちぎ健康の森1階多目的フロアで行われました。午後7時からの開始でしたが、参加者が多いことに驚きました。受付時に用紙を渡され、会場に準備されたマンモグラフィ(フイルム)・超音波(キー画像のコピー)を参照、自分なりにカテゴリー分類をし(15症例)、その後に着席、解説をいただくという流れでした。すべての症例ではありませんが、MRIや病理も見せていただくことができました。マンモグラフィでは指摘が難しい症例、過去画像との比較によって指摘が可能な症例などがありました。9時前に終了となりましたが、次回は軽く食事をとり、帰りのバスの時間やバス停の位置をチェックしてから、参加しようと思いました。

第17回 胃X線検査を楽しく学ぶ会

2019年2月16日

熊澤

みなとみらいへ行ってまいりました。
初めてのバリウム検査の勉強会でした。他の施設の撮り方や、技師さんの職人技が見られて驚嘆するばかりです。
最後のアンサーパッドを使ったクイズでは、隣で大先生がつぶやいた答えを反映したら高得点になったらしく、ちゃっかり金一封もらっちゃいました。楽しかったです。

日本医学放射線学会関東地方会セミナー

2019年2月9日

鈴木

関東地方会セミナーに参加してきました。
今まで漠然と捉えていた腸炎というものについて、正常解剖や病態生理を踏まえながら丁寧に説明があり、理解が深まったように思います。

今回の会場はミッドタウン日比谷でしたが、会場の窓からは日比谷公園や皇居が一望でき、観光も少しできた気分になりました。

第28回白山カンファレンス

2019年1月26日

荒川

1月26日土曜日、白山カンファランスに行ってきました。
金沢は初めてでしたので、城下町が残っているのに驚きでした。
白山カンファランスは、年一回北陸4県の呼吸器内科の先生方が集まって、びまん性肺疾患の症例検討を行うもので、今回は金沢大学の学内で行われました。私も初の参加となりました。
今年は3例の検討が行われ、前もって画像を渡されて正解のスライドを作って行くというものです。結果は、慢性過敏性肺炎、pulmonary veno-occlusive disease (PVOD), DIPでした。情けないことに、完全正解はゼロでした。PVODは殆ど肺野に異常影がない症例で、血管内リンパ腫と迷ったのでしたが、頻度的にリンパ腫を一押ししたので間違いになってしまいました。あとで、内科のdiscussorの陶生病院の片岡先生に聞いたところ、LDHが高くないしリンパ腫じゃないと教えられました。画像が読めて、臨床の知識があると有利です。CHPとDIPは鑑別には上げても、一本には絞れなかった。
カンファランス終了後は解散になったので、街を少し歩きました。城跡が立派でしたし、茶屋という界隈が今でも現役というので、驚きました。私の通った仙台は、同じ城下町ですが第二次大戦で破壊され、城下町の面影は全くありません。金沢は爆撃されなかったのだそうです。先の大戦の爪痕が日本に残したものを、逆の意味で感じた旅でした。

第70回東京泌尿器放射線勉強会

2019年1月25日

東京泌尿器放射線勉強会は年4回開催され、普段は症例検討が中心ですが、1月のみ特別講演があります。今回は愛知医大の病理診断科教授 都築豊徳先生の講演でした。「MRIで検出できる前立腺癌は悪性度が高いものが多いが、逆に悪性度の高い癌は必ずMRIで見えるとは限らない。病理学的にみるとcribriformタイプやintraductal carcinoma of the prostate(IDC-P)は、MRIで見えていないことが多い。」とのお話でした。今後、放射線科医、泌尿器科医と病理医で共同してその原因を突き詰める必要があると感じました。

第70回栃木県核医学研修会

2019年1月12日

柳田

会場は、JR宇都宮駅東口近くにありました。現在再開発が進められている地域で、まだ西口側に比べて若干寂しい雰囲気はあるものの、餃子のお店やビジネスホテルが立ち並びます。当日は天気に恵まれ、10階の会場入り口からは景色を見渡すことができました。
技術講演、国際医療福祉大学三輪建太先生による「骨SPECT撮像の標準化に関するガイドライン1.0の概要とその後の展望」では、標準化の内容を分かりやすく解説いただきました。核医学検査の現状もお話しいただき、今行われている核医学検査の標準化を進め、よりよいものにしていこうという熱意を感じました。休憩をはさんで、特別講演、金沢大学絹谷清剛先生による「Precision Nuclear Medicine」では、宇都宮は餃子で有名だけれども寿司の消費量も多いというお話から、Theranostics(治療therapyと診断dyagnosticを一体化させた造語)やAbscopal effect、2022年京都で世界核医学会が開催されることなど、多くの話題を楽しみながら勉強させていただくことができました。ありがとうございました。また次回が楽しみです。

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